シャコンヌの演奏時間は約15分。
それは、あっという間に流れてゆく日々の時間の中で至福の15分間になるのです。
演奏の前に吉田さんがそんなことを語ってくれました。
美しい5月、今回も、初夏の国立で音楽と音楽家、そしてヴァイオリンという楽器を
楽しみつくすような、豊かなひとときになりました。
クラシックとタンゴという二つのジャンルで活躍する吉田篤さんが今回選んだ曲は、
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番二短調BWV1004(1720年)
「シャコンヌを聴く?弾く?〜バッハの傑作 シャコンヌの秘密に迫る〜」
そうです、感動には実は秘密があるのです。
その秘密を知ることでさらにおもしろさも感動も増すというわけです。
ヴァイオリンに触れてみたい人!のコーナー
昨年は「きらきら星」でしたが今年はなんと、なんと、シャコンヌの「テーマ」を弾いてしまおうという...はたしてできるのか!?
もちろん簡単にしてもらって、ですけど
どきどきしましたね。
シャコンヌの主題、忘れられない旋律になりました。
「テーマ」にチャレンジして、お話も聞いて
徐々に盛り上がったところで、いよいよ吉田さんの生シャコンヌ。
生、というのは、同じ演奏はもう二度とないという、そんな一期一会の感動というか迫力があります。この日の吉田さんの演奏も素晴らしいものでした。
ランチは、国立・府中でお料理教室を主宰されている「めぐみも。キッチン」五味佳奈子さん。
コンサートのイメージに合わせた素敵なメニューが届きました。
オー・リーブ・ジャパンのオリーブオイルももちろん使って。
季節の素材をいかして、目にもきれいで美味しく、ワインにもよく合うワンプレートランチ。
スパイス使いやソースも五味さんならでは。
当日のメニュー、詳しくはこちらの五味さんのブログからぜひご覧になってくださいね。http://ameblo.jp/kananabi/
オー・リーブ・ジャパンの工藤さんは美味しいパンとオリーブオイル、サラダを提供してくれました。トマトをすりおろしたノンオイルのドレッシングが私には大ヒット。
ふわふわの感触とオリーブ&ハーブソルトがどうやらこのドレッシングの「秘密」です。
最後にもう一度吉田さんの演奏で「タイスの瞑想曲」と「ユーモレスク」。
ソロなので、ヴァイオリンの音色だけがしみわたるように響きます。
まるで食後酒のような余韻の残る名演に、軽く酔いごごちの昼下がりでした。
吉田篤のタンゴヴァイオリン、こちらも素敵ですよ。
ぜひチェックしてみてくださいね。http://yaplog.jp/yoshigon_carp/
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