昨日PCを開くと画面右上に「明日はhirokoの60歳の誕生日」と
乾いた感じでコメントシール(?)が出て来て、ギクっ。
いや、言われなくても...
いや、確かに歳のことは忘れてます。
高校生と話す時は高校生、20代と話す時は20代、
気分だけですけどね。
あらためて60年も生きて来たことにびっくりしています。
歳をとってうれしいのは、
引き出しの中に大好きなものがどんどん増えていくこと。
音楽も本も映画も。
時々出してくるものもあれば、
すっかり忘れていたのにふとしたきっかけで
引っぱりだしてくるものも。
忘れていた風景やまわりにいた人たち、
考えていたことなども生き生きと立ち上がってきます。
で、最近思い出したのが「私の好きなもの」。
出だしが、
ボサノバのリズム♪ で始まって
夜明けの渚、レモンの切り口...♪ と続きます。
(永六輔作詞、いずみたく作曲、佐良直美歌)
永さん、10代の女の子が好きそうなものよく知ってましたね〜。
ドンピシャでした。
「三味線のつまびき♪」だけが軽くかわされた感じですけど。
この歌で「ボサノバ」知りました。
昔の流行歌はほんとうによくできています。
もうひとつ、ボサノヴァがらみで
引き出しから出て来たのはアンリ・サルバドール。
フランス領ギアナ生まれの彼は、
パリでジャンゴ・ラインハルトと共演し、
ボリス・ヴィアンやクインシー・ジョーンズと曲を作り、
アントニオ・カルロス・ジョビンに影響を与えて
ボサノヴァ誕生に貢献したらしい。(wikipediaより)
そんな人とはつゆ知らず
82歳(!)で出したアルバムですっかりお気に入りに。
映像を見るとブラジルでもすごく盛り上がってますね。
音楽に国境はない、というより、
国境を越えた人たちが魅力的な音楽を
創っているように思います。
最後に、35年も前からすぐ出せるところに入れてある曲をひとつ。
35年間、変わらないもの、変わったこと、考えずにはいられません。
振り返るために聴くのかな。
そうですね、きっと。
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